2014年(平成26年)7月・初夏36号

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今日の水泳大会には、5、6年生が学校の代表で全員出ました。僕は、50メートル自由形(クロール)を泳ぎました。飛び込み台の横の方から飛び込んだけど、他の人はプールの中に入って壁を蹴って泳ぎ始めました。本当は、僕も壁を蹴る方が得意なんだけど、先生に「飛び込みが基本だ、横からでもいい」と言われたので、飛び込むことにしました。7人で泳いで4コースでした。結果的には、どべ(最後)だったと思いますが、最後まで泳ぎました。苦しかったけど。

水泳大会の約1か月前には、50メートルも泳ぐのは、無理だ無理だ無理だと、何回も言い張っていました。その頃には、25メートルでも、ヒーハーヒーハー言ってたから。だけど、ある結果から、自信が出てきたんです。ある結果というのは、25メートルをちょっと休んだだけで4本、プールの中で立つことなく泳げたから。続けてではないけど。ちょっとだけ休憩をとったら、合計100メートル泳げたんだから、50メートルも出来んわけではなさそうだと思えるようになりました。

50メートルの練習の時には、壁を蹴ってやっていたけど、本番の時には飛び込みで行かないわけにはいかないから。それに水泳大会があったのは羽合小学校で、慣れないプールだったから、ちょっと心配だったけど、飛び込み台の上からでなくってもいいって知ってから、ちょっとは気が楽になりました。飛び込んだら、冷たい水だったからびっくりしました。それに鼻に水が入って、もうやめたいと思いました。

でも、やっぱり初めてできたことだから、すごく嬉しかった。

水泳大会には、弁当を持って行きました。でも、5年生全員が、応援の声のことで「6年生に頼りすぎだ」って先生に説教されていて、弁当を食べる時間が少なくなって、そんで急いで食べたの。弁当のことはあんまり覚えていません。味だけは分かりましたけど。まさか、説教があるなんて思ってなかったから。早く食べ過ぎて喉に詰まるような感じで苦しかったけど、水筒に入ってるお茶を大急ぎで飲んで助かりました。

おにぎりとか卵とかウインナー。それだけは結構、覚えています。それと、今、思い出しました。シソにハムをくるんだ奴もありました。結構、僕が好きなものばっかりでした。

うちには、シメジという猫がいます。はっきり言えば、家族みたいなもの。外で飼っています。拾った猫です。東郷ダムへ行った時ニャーニャー聞こえるから、お父さんに聞いてみたら「ここでは、ちょっと生きておれそうもないな」と言うので、僕はかわいそうだと思って、お父さんに頼みました。まさか、家族は猫を飼うなんて思ってないから、それで、最初は秘密にしてたけど、おばあちゃんが車庫に猫が居るじゃないかと言ったらしくて、それで、事情を全て話して、飼うことになりました。僕が2年生ぐらいだったかな。

今では、人間の生活に慣れちゃったけど、あのままだったら、野生の怖い猫になっていたかも知れない。餌を食べてるのを見ると、飼ってやって良かったな、幸せそうだなと思います。餌は、朝と夜にも、お父さんがやってくれてる。でも、ご飯食べたのに、何か、ご飯食べてないような顔をして、何回も家の中に入ってきてニャーニャー鳴くから、僕は、おやつをあげます。

たぶん昼ん時には、ツバメを捕ったりして動き回ったりしている。夜になったら帰ってくるけど。やっぱり縄張りもあるだろうし、喧嘩も猫どうしあるだろうから、帰ってきたら撫でてあげたり、優しくしてます。

大好きな家族じゃないですか。だから僕の宝物。

夜は車庫の中で寝ています。昼から結構出かけていきます。猫は夜行性なのに。やっぱり人間の習慣が全部出ちゃってるのかも知れないです。うちに来た時には、お父さんの手に乗るようなサイズだったけど、冬には毛がめちゃ生えてきて、お祖父ちゃんにはデブだとか言われて、今は、あり得ないほど大きくなっています。やっぱり猫も人間と同じで、よく成長します。

次号(37号)は岐阜県で取材し、2014年9月末に掲載予定です。

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